アダルトビデオ
アダルトビデオ(adult video)は、性的欲求を満足させるために製作された映像作品である。略称は「AV(エーブイ)」。
性器をモザイクで隠した性行為を見せる映像作品で、「アダルトビデオ」は日本における名称のみならず、日本の製作環境から生産される作品群、或いはその系譜にある作品群を指すことが多い。
ピンク映画や「日活ロマンポルノ」とは制作手法が異なる別のジャンルとされる。
メディア(媒体)はVHSが中心であったが、最近はほとんどDVDで製作され、現在日本の合法セルビデオ(販売用ビデオ)のほとんど全てがDVDである。DVD登場前の一時期にビデオCDにより発売された作品がある。最近では、他のDVD映像ソフトと同様にハイビジョン制作された作品[1]も多く、DVDの他にブルーレイディスクの物も存在する。2009年(平成21年)1月23日に、TSUTAYAでブルーレイディスクでのレンタルが始まった。NHKではDVDパッケージのものを「娯楽用DVD」と呼んでいる。
エッチ
エッチ (H) とは性的にいやらしい様、またはそういう人を指す日本語の俗語。尚、ラテンアルファベットのHは「エイチ」と発音して区別することが多い。
類義語に「エロ」 (エロスの略) がある。近年では性行為の婉曲表現として「エッチする」と言われる様になった。
古くは明治20年代から、性的な隠語として女学生の間で使われた。大正時代には、同性愛者を意味する隠語だった。現代の「エッチ」に近い意味で使われはじめたのは1952年頃から、いやらしい男を意味する隠語として日本の女子大生の間で使われ、変態 (Hentai) の「H」が語源とされた。1955年から1956年にかけて朝日新聞に連載された舟橋聖一の新聞小説『白い魔魚』で使われたのが、一般への流行のきっかけと言われる。
セックスの直接でない言い方でもある。その意味で「エッチする」という使い方は1980年代以降で、バラエティ番組において明石家さんま、または島田紳助が初めて言ったとされる。
語源
異説
エッチの語源については諸説が乱立している状態であるため、中には後付けで「語源」として作られた「バックロニム」も少なくないものと思われる。
- 英語letch (レッチ) 「助平な、いやらしい」の意。
- 1955年マリリン・モンロー主演"The Seven Year Itch"「七年目の浮気」。
- キスをK (Kiss)、性行為を愛 (I) としたときのKやI以前の段階として、手をつなぐ、肩を寄せ合う程度から、軽い愛撫やペッティングなどの行為を「H」と称した[16]。あの男女はまだHの段階のつきあいであると言うような使われ方をした。1950年から1960年代中頃に言われた説。
- 自慰 (G) の後に来て、愛 (I) に繋がるのでH。
- 英語horny【形】「性欲をかき立てられて」の頭文字H。
- 「助平」の助にあたる英語Helpの頭文字Hから、大日本帝国海軍の兵隊が隠語として使ったという説(海軍では、「淋病」をR、妻をK.A (かあちゃん) と呼ぶなど、アルファベット由来の隠語を使う趣味があった)
- 同じく海軍語源説として石井幸之助の著作報道班員従軍記(光人社)中に、隠語としてHを上げ、語源をHELL(地獄)=下に落ちる話、との記述がある。
- 破廉恥のローマ字表記"Harenchi"の頭文字H。永井豪『ハレンチ学園』が語源であるという説。初出が1968年以降であるため語源にはならないものの、ふたたび「エッチ」が広まるきっかけとなり、子供まで「エッチ」と言うようになり問題視された。
- erotic (eroticism) ⇒ エロチック (エロチシズム) ⇒ エロ ⇒ エ ⇒ H
- (H)の字体が、男女同士の性交中の様子に似ているから。縦線二本(││)が男女が並んだ姿を表し、横線一本(━)が男性器を表し、それ同士が合わさって(H)となり、性交中の姿に見えるという説。